はじめに。
スクールをしようと思ったきっかけは今のリラクゼーション業界で働いている人の知識の曖昧さを実感したからでした。
「○○筋って知ってる?」
「肩甲骨って動くって知ってた?」
「押して硬い所を揉めばいいんだよ」
「疲れが溜まるとコルんだよ」
この業界で働き始めた約20年前に先輩が言っていた言葉です。
先輩はこの道10年のベテラン。当時の店長です。
「そーなんだ!さすが先輩スゲーな!」
最初はそう思っていました。
ただ、働くうちに矛盾や疑問が増えていき、疑問が解決することなく時間が過ぎて行きました。
8年前に柔道整復師の学校に行きもう一度基礎から学びました。
ビックリしました。
今までの知識の半分が間違いだったことに!
そして、今までの事を思い返すと怖くなりました。
自分、リラクゼーション業界で当たり前の知識がいかに中途半端で適当なものだったかを思い知りました。
「解剖学」「生理学」「運動学」
は、今の施術の基礎になっています。
当然、手技も変わりました。
学びなおして良かったと思います。
昔の疑問も解決しました。
良い先生?師匠にも出会えました。
良くも悪くもこの業界は未経験者が働きやすい環境があります。
簡単に手技をレクチャー➡接客の流れ➡デビュー
知識や技術が曖昧なまま、学びなおす機会もなく日々の業務を”こなしている”ひとが人が多いのも事実です。
正しい知識はお客様に施術や説明をする際の根拠になります。自信にもなります。
学びなおす機会を持てたのは幸運だったと思います。
今度は自分が伝える立場で学びなおしの機会を提供しなくちゃ。そんな想いでスクールを始めました。
「資格が取れます」の学校では教えてくれない『ちゃんと使える物』を提供します。
逆にそれしかないです。名前は「ゆる」ですが「ガチ」でします。
必要なのは正しい根拠ある知識とそれを活かす技術です。
2019.2.16